家庭が壊れかける。
子供が学校に行かなくなると、
家庭内がすごく沈む・・・
どこかに原因を見つけたくなって、何が悪かったのかなって、
そんな会話を嫁さんとすると答えも見つからなくて、また気持ちが沈む。
そんな事を繰り返すと、お互いどっかに当たりたくなって、
夫婦仲も険悪に・・・
どっちが悪いわけでもない。
きっと時代が悪いんだな!
学校に行けなくなった。5
学校に行ったり、行かなかったりが始まって、2週間が過ぎた。
月曜日、起きてくる時間に子供が起きて来ない。
起こしに行ったがまったく起きない。
目は覚めてるのかもしれないが、こっちの問いかけにまったく反応してくれない。
なんだろうこれは!?
身体をゆする。
一緒に寝てみる。
身体をこちょこちょしてみる。ちょっと反応した^^;
やっぱり起きない。
何をふざけてるんだと思ってしまった。
きっと心がもう限界だったのかもしれない。
子供の事を思ってとやっている事が
実は逆効果、そんな事もあるんだ、きっと。
学校に行けなくなった。4
子供の頑張りも長くは続かず。
励ましても行けない日が増えて来た。
小学校の時の先生との約束。
「お熱をはかって、38℃無い時は学校に来る」
朝熱をはかって起きてくる、
「今日は38℃以上あるから休みだね」
と体温計を渡して来る。
もう一度計ってみてと目の前で計らせると36.5℃。
「さっきは本当にあったんだから休ませてよ!」
「38℃以上熱があったら休みでいいって言ったじゃん!」
「ダメ!行って来なさい!」
そこまでして休みたいほどの状態だったのに、
なんで気付いてやれなかったのか。
学校に行けなくなった。3
中学校のスタートは順調だった。
片道4㎞弱の道のりを自転車通学、兄は途中で諦めたが、
毎日楽しそうに行っていた。
部活も入って、嫁さんと同じ部活に入ったから、あれが出来る様になったとか
楽しそうに話してた。
6月に入ると、
「頭が痛い」「お腹が痛い」
と言い始めた。
朝起きてくると最初にこれを言う、
今思えばこっちにお伺いを立ててたんだろうな、
「頑張って行きなよ^^」って励まして行かせてた。
行って帰って来ると、今日の出来事を楽しそうに話してくれて、
「頑張って行って良かったじゃん」て感じだったけど
次の日の朝には、
「頭が痛い」「お腹が痛い」
本当は「休んでいいよ」って言って欲しかったんだろうなって・・・
幼稚園、小学校の時を思えば、毎日頑張って行ってる我が子を、
「強くなったな!」
って思ってしまった本当の親バカだった。
強くなったんじゃなくて、強くなったふりをして
僕たち両親が楽しそうにしているのを、喜んでいるのを見て我慢してたんだな。
「そんなに無理すんなよ」
って言ってあげられなかった。
我が子の成長だと思ってただ喜んでた・・・