起立性調節障害

カウンセリングの先生から

起立性調節障害という言葉を初めて聞いた。

 

不登校の子に多いらしい。

 

うちの子の場合、チェック項目すべてに当てはまるわけでは無いので、

深刻な症状ではないけど、一度病院へ行ってみてはどうかと勧められた。

 

専門医じゃないと、うつ病と誤診される場合があるから、

小児科の専門医がいいと助言を受けた。

 

子供に病院に行ってみないか?と言ってみたけど・・・

言い方がまずかった。

 

そういう病気かもしれないから行ってみようって言ったのが、

失敗だったかも。

 

自分が学校に行けないのは病気だから

俺は病気なんかじゃない!

絶対行かない

 

ってなってしまった。

 

カウンセリング

学校にまったく行けなくなって、丸2週間が過ぎた頃、

中学校からカウンセリングを受けてみては?と

案内を頂いたので、受けてみる事にした。

 

しかし、子供は行きたくない。

家に来られるのも嫌!と頑ななので・・・

 

妻と二人で学校に出向いた。

 

家での様子。

思い当たる原因。

こんな事はしてませんか?

あんな事はしてませんか?

と色々とヒアリングされた。

 

小一時間はなして、重度の不登校ではない。

と言う様なお話だった。

 

でも念の為、病院に行ってみる事を進められた。

すげードキドキした。

うちの子はなにか病気の疑いがあるのか・・・。

 

 

家庭が壊れかける。

子供が学校に行かなくなると、

家庭内がすごく沈む・・・

 

 

どこかに原因を見つけたくなって、何が悪かったのかなって、

そんな会話を嫁さんとすると答えも見つからなくて、また気持ちが沈む。

 

そんな事を繰り返すと、お互いどっかに当たりたくなって、

夫婦仲も険悪に・・・

 

どっちが悪いわけでもない。

 

きっと時代が悪いんだな!

 

 

まさか我が家が。

子供が不登校になった。

完全に行けなくなって1週間。

 

なんで行かないんだ!って怒ったりもした。

ゲーム取り上げたり、タブレット取り上げたり。

その対価で行ける様になるような、そんな簡単なもんじゃないんだな。

 

原因を聞いても自分でも分からないって言う。

 

真っ先によぎるのはイジメ。

本人にしつこく聞いても否定するし、

学校側でもそんな雰囲気は感じられないと。

 

じゃぁなんなのよ!

 

学校に行けなくなった。5

 

学校に行ったり、行かなかったりが始まって、2週間が過ぎた。

月曜日、起きてくる時間に子供が起きて来ない。

 

起こしに行ったがまったく起きない。

目は覚めてるのかもしれないが、こっちの問いかけにまったく反応してくれない。

 

なんだろうこれは!?

 

身体をゆする。

一緒に寝てみる。

身体をこちょこちょしてみる。ちょっと反応した^^;

 

やっぱり起きない。

何をふざけてるんだと思ってしまった。

 

きっと心がもう限界だったのかもしれない。

 

子供の事を思ってとやっている事が

実は逆効果、そんな事もあるんだ、きっと。

 

 

 

 

学校に行けなくなった。4

子供の頑張りも長くは続かず。

 

励ましても行けない日が増えて来た。

小学校の時の先生との約束。

 

「お熱をはかって、38℃無い時は学校に来る」

 

朝熱をはかって起きてくる、

 

「今日は38℃以上あるから休みだね」

 

と体温計を渡して来る。

もう一度計ってみてと目の前で計らせると36.5℃。

 

「さっきは本当にあったんだから休ませてよ!」

「38℃以上熱があったら休みでいいって言ったじゃん!」

 

「ダメ!行って来なさい!」

そこまでして休みたいほどの状態だったのに、

なんで気付いてやれなかったのか。

 

 

 

学校に行けなくなった。3

中学校のスタートは順調だった。

片道4㎞弱の道のりを自転車通学、兄は途中で諦めたが、

毎日楽しそうに行っていた。

 

部活も入って、嫁さんと同じ部活に入ったから、あれが出来る様になったとか

楽しそうに話してた。

 

6月に入ると、

 

「頭が痛い」「お腹が痛い」

 

と言い始めた。

朝起きてくると最初にこれを言う、

今思えばこっちにお伺いを立ててたんだろうな、

「頑張って行きなよ^^」って励まして行かせてた。

 

行って帰って来ると、今日の出来事を楽しそうに話してくれて、

「頑張って行って良かったじゃん」て感じだったけど

次の日の朝には、

 

「頭が痛い」「お腹が痛い」

 

本当は「休んでいいよ」って言って欲しかったんだろうなって・・・

幼稚園、小学校の時を思えば、毎日頑張って行ってる我が子を、

 

「強くなったな!」

 

って思ってしまった本当の親バカだった。

強くなったんじゃなくて、強くなったふりをして

僕たち両親が楽しそうにしているのを、喜んでいるのを見て我慢してたんだな。

 

「そんなに無理すんなよ」

 

って言ってあげられなかった。

我が子の成長だと思ってただ喜んでた・・・