学校に行けなくなった。3

中学校のスタートは順調だった。

片道4㎞弱の道のりを自転車通学、兄は途中で諦めたが、

毎日楽しそうに行っていた。

 

部活も入って、嫁さんと同じ部活に入ったから、あれが出来る様になったとか

楽しそうに話してた。

 

6月に入ると、

 

「頭が痛い」「お腹が痛い」

 

と言い始めた。

朝起きてくると最初にこれを言う、

今思えばこっちにお伺いを立ててたんだろうな、

「頑張って行きなよ^^」って励まして行かせてた。

 

行って帰って来ると、今日の出来事を楽しそうに話してくれて、

「頑張って行って良かったじゃん」て感じだったけど

次の日の朝には、

 

「頭が痛い」「お腹が痛い」

 

本当は「休んでいいよ」って言って欲しかったんだろうなって・・・

幼稚園、小学校の時を思えば、毎日頑張って行ってる我が子を、

 

「強くなったな!」

 

って思ってしまった本当の親バカだった。

強くなったんじゃなくて、強くなったふりをして

僕たち両親が楽しそうにしているのを、喜んでいるのを見て我慢してたんだな。

 

「そんなに無理すんなよ」

 

って言ってあげられなかった。

我が子の成長だと思ってただ喜んでた・・・